2025/11/28 | Plantation, FEATURES

Plantation Designer Interview & Season’s Lineup VOL.1

Designer Interview & Season’s Lineup VOL.1
2026 Spring Summer「LAUNDRY」
Plantation
青空の下、洗濯物を干すときに感じる風の薫りや遠く聞こえる鳥のさえずり。移り行く空の色――。
プランテーションの2026年春夏シーズンは「LAUNDRY(ランドリー)」をテーマに、自然を感じながら「明日も天気になれ」と気持ちも前向きになるようなコレクションに仕上がりました。

 
 



「象徴的なアイテムは、風になびくシャツ。軽く、やさしい風合いのシャツや、羽織にもなるシャツワンピース、意匠を凝らしたドレスシャツやシャツ地のジャケットなど、春夏はもちろん、シーズンを超えて長く着られるアイテムがバリエーション豊富に揃います」とデザイナーのサトウエミコは言います。

今季は、産地の作り手と共創して生まれるプランテーションならではのテキスタイルも多彩に。例えば、滋賀・高島地域の伝統織物「高島ちぢみ」を、プランテーションらしい発想で現代的に昇華したYOORYUU。
「YOORYUUは表面のシボが特徴で、肌離れがよく速乾性のある、春夏シーズンに最適なテキスタイル。新型のロングシャツ、ミントグリーンなどの春らしいカラーリングやプリントのアイテムも登場します」(サトウ)

また、サステナブルな素材へのチャレンジとして、福井の伝統織物の産地で作り上げたECO WAVEシリーズが今季も登場。
「ECO WAVEは織地の凹凸を活かしたウェーブ状の立体感が特徴の素材です」(サトウ)

 



今季は、デニムの産地・岡山のテキスタイル工場と長年取り組んできたBIZENシリーズにも注力。
「シーズンを通して、クラフト感のあるデニムから、カットジャガードを取り入れたウェーブ素材やパーツストレッチになったダブルガーゼ、BIZENのウェーブ組織※1とポタリー柄のジャガードを組み合わせたものまで、素材やテクニックの異なる8種類のテキスタイルがウエアになって順次、店頭に並びます。あらためてBIZENの多彩さとその魅力を味わっていただければ」(サトウ)

※1 プリーツ加工とは異なり、織りによって自然なウェーブを生み出すプランテーションオリジナルの組織。
新しい季節を誘うナチュラルで軽やかな風合い

コレクションのスタートは12月。寒くなるこの季節におすすめのアイテムは、あたたかみのあるヘリンボーン柄のウォームへリンシリーズ。
「ジャカード織でヘリンボーン柄を表現しました。素材には、縦糸・横糸ともにウールとレーヨンを使用しており、素材の縮絨によって生まれる表面の立体感も特徴のアイテムです。織物ながら、風合いも見た目もニットのよう。実際に軽く快適な着心地になっています」(テキスタイル担当)

1月はBIZENシリーズから、BIZENクラフトデニム、BIZENチェックWAVEが展開予定。

BIZENクラフトデニムは、岡山地区のデニム織機で、一般的なデニムよりソフトに織り上げたオリジナルのドビーデニムを使用。
「軽さや肌触りのよさ、生地の自然な落ち感が魅力で、過去にもご好評をいただいている素材です。今季はインディゴで先染めしたアイテムも多く用意しました。天然素材ならではの色落ちや経年変化も楽しめる大人らしいデニムです」(サトウ)



一方のBIZENチェックWAVEは、プランテーションの定番素材BIZEN WAVEに、縦横ライン状のカットジャガードをミックスし、チェック柄を表現したもの。
「BIZEN WAVEは、織りの組織や製品加工によって表面に生まれるウェーブ状の凹凸が特徴のテキスタイルです。今回はそのウェーブ組織に、カットジャガードという異なるテクニックを組み合わせ、チェック柄を表現しました。柄部分はカットジャガードなのでフリンジになっているのもポイントです。生地の違い、異なる生地の表情を活かして柄を作る、プランテーションらしい発想の1枚です」(テキスタイル担当)

 

これらの素材を服にしていく際に欠かせないのが、パターンの経験とテクニック。技術担当曰く、「素材によって製品になるまでに起こる生地の縮み方が異なるので、特に複数の素材、複数のテクニックを組み合わせる場合、試行錯誤しながらベストなパターンを導き出していきます。それは、着心地にも大きく影響する重要なポイント。良質なテキスタイルの魅力を、着た時により感じていただく。それもプランテーションが大切にしているこだわりです」
プランテーションらしい大人の色柄とクラフト感

1月には、プランテーションが得意とする風通ジャガードのワンピースも展開。
「風通ジャガードは二重織りの一種で、その構造上、生地と生地の間には袋状の空気の層ができるため、ふんわりと軽い着用感が特徴です。今回は一筆書きのようなフラワーのライン柄を大胆にあしらいました。風を感じさせる今季のテーマにもマッチしたデザインで、気分を晴れやかにしてくれます」(サトウ)

 

一部、新作コレクションの先行予約を受付しております。
プランテーションとともに、新しいシーズンをお楽しみください。

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