2024/01/26 | Plantation, FEATURES

感性が響き合うコラボレーション genten×Plantation

Plantation
手にするほどに、愛着が深まってゆく genten のバッグ。着るほどに、身体にしっくりと馴染んでゆく Plantation の服。どちらも自然素材の魅力を生かして、生まれています。
「永く、ずっと愛される、生活を豊かにするものつくり」
共通理念から生まれた genten と Plantation のコラボレーション。両デザイナーの想いと共に、コラボレーションで生まれた商品をご紹介します。
天然素材の表情を生かす ものづくりの根幹に共鳴して
Plantation

genten と Plantation がコラボレーションに至った背景をそれぞれのデザイナーに伺いました。

サトウ(Plantation デザイナー):genten というブランドは、「素材を生かす」という根本のところに長年こだわりを持っていて、とても共感できます。原点に戻れるというか。ブレのなさを強く感じて、ある種の頑なさがすごく素敵。ぜひともコラボレーションしたいと感じ、2021年にお声がけしました。

荒井さん(genten デザイナー):ありがとうございます。僕は Plantation に、穏やかで心地よいイメージを持っていました。genten とも共通しますが、何年か経ったときに飽きないもの、普遍性のあるものづくりをしているところが魅力だなと。せっかく買っていただいた方の想いを大事にしているなと感じました。

荒井さん:「布の自然な風合いをデザインする」という理念が Plantation らしく、僕たちのモノづくりと近いなと感じます。

サトウ:洋服はデザインありきなイメージですが、Plantation では素材があってこそ。素材の開発をデザインと同時に行っています。私たちは“素の表情“を生かすことにこだわっていますが、素って意外と手間がかかるんですよ。

サトウ:この洋服のウェーブ感は加工ではなく、織り組織のテクニックと綿麻の素材が自然と生み出したものです。試作段階では、洗いをかけたら予想よりも縮んでしまったりと苦労しました。“自然”だからこそ予測できない。素材は生き物だなと実感します。今回のコラボレーションにあたり、genten は素材が分かる経験値があるからこそ、安心してお任せできるなと感じました。

コラボレーションアイテムを選んだ背景
Plantation

3回目になる、genten と Plantation のコラボレーション。今回は genten の「サスティナブ ル巾着Ⅱ」と「ミネルヴァコトーネ」をコラボレーションアイテムに選びました。

荒井さん:Plantation の春夏のコレクションに合わせ、サトウさんに今回この 2 シリーズを選んでいただきましたよね。

サトウ:きっかけは、荒井さんが持っていた巾着です。経年変化とか色の感じに惹かれ ました。男性が巾着を持っているのも職人的で素敵だなと。一目惚れのような感じでした。

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コラボレーションのきっかけとなった荒井さんの私物であるサスティナブル巾着。社内の移動でもずっと持ち歩いている愛用品です。

サトウ:サイズ感も時代に合っているなと思って、そこも選んだポイントです。生活ってどんどん進化していきますよね。今は財布を持たなくても生活できる時代。今の生活にバッグのミニマムさが合っているなと。さらにお話を聞いて、サスティナブルなアイテムであるということを知り、ますます良いなと感じました。

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荒井さん:サスティナブル巾着は、良質なカーフで仕立てていて、あえて革のキズやシミを生かしています。商品にするにあたり、一般的にはキズやシミを避けることが多いのですが、そうすると一枚の革から使える部分が非常に限られてしまう。貴重な資源を無駄にしたくない、革の生きた証として素材の持つ味わいを楽しんでもらいたい。そんな想いで生まれました。カーフは牛革の中でも高級な素材ですが、「良いものをたくさんの方にもっと感じてもらいたい」という想いもありました。

Plantation
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*「サスティナブル巾着Ⅱ(ドローストリングバッグ)」の
コーディネートのデザイン画

サトウ:バッグのカラーは Plantation の春夏コレクションに合わせて、新たな 2色を選びました。まず、合わせやすいブラック。そして、淡い色が Plantation らしいかなとライトグレーも。ライトグレーは、どう経年変化するのかも楽しみな色です。

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*「ミネルヴァコトーネ(ミネルヴァデニムトート)」の
コーディネートのデザイン画

荒井さん:ミネルヴァコトーネはどうして選ばれたんですか?

サトウ:今回の春夏コレクションにも、オリジナルデニム素材のものがあるんです。Plantationでは、長年、岡山のデニム産地でオリジナルデニムの開発をしています。以前からずっと服だけじゃなく、デニムのバッグも作りたいなと思っていて。ミネルヴァコトーネでやっと念願が叶いました。ミネルヴァコトーネだからこそ、カジュアルすぎない上品な形に仕上がって満足しています。目指している、「大人が着られるデニム」を服でもバッグでも実現できたなと思います。

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荒井さん:デニム素材は季節を問わず、使えるところもいいですよね。

サトウ:本当にそうですね。軽くて、しっかりと自立するところも普段使いしやすいなと感じました。手提げ持ちなところも洋服のシルエットを崩さなくていいなと。デニムって素材によって印象が左右されますが、ミネルヴァコトーネはメランジのような質感が出て気に入っています。

荒井さん:デニムであってもカチッとしすぎず、しなやかな素材なので、心地よさを感じていただけると思います。

今の暮らしに合わせて生まれた、サスティナブル巾着Ⅱとミネルヴァコトーネ。
2つのコラボレーションアイテムについて詳しくご紹介します。

軽快な装いのパートナー
サスティナブル巾着Ⅱ(gentenドローストリングバッグ)

サスティナブル巾着Ⅱ(gentenドローストリングバッグ)は 2型のラインナップで、カラーはブラックとライトグレーの2色。
すっきりと薄型マチの「ショルダータイプ」と、底面が真円でスタンダードな巾着のつくりの「手持ちタイプ」をご用意しました。
素材は、なめらかな手触りの良質なカーフ(生後 6 カ月以内の仔牛の革)を使用。革の表面は一切のプロテクトをしていません。シミやキズをあるがままに受け止めて仕立てています。

Plantation
ライトグレーは、時を重ねるごとに赤みが増して、写真右手の素材見本のようにこっくりとした色味へと変化してゆきます。

「ショルダータイプ」は、前胴にスマートフォンがすっぽり入るポケットを備えています。ショルダーバッグとして愛用できるよう紐は長め。さっと結んで長さの調整ができるので、身長やコーディネートに合わせて長さを変えることができます。

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ぽってりとしたフォルムが魅力的な「手持ちタイプ」は、見た目の印象よりも収容力はしっかり。少し長めの紐をくるくると絡めてハンドバッグのようにしても楽しめます。
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■サスティナブル巾着Ⅱ(gentenドローストリングバッグ)のお手入れについて■

1 ヶ月程度はお手入れクリームの使用をお控えください。素上げのためシミになりやすいので、空拭きのみで自然な経年変化をお楽しみください。革にツヤや色の変化が表れてから(1ヶ月程度)お手入れクリームをご使用ください。
(お手入れクリームをご使用の際は、必ず目立たないところで目でご確認いただきながらお試しください。塗布部分は少し色が濃くなりますので、全体になじませてください。)
また、クリームは genten のデリケートクリームでのお手入れをおすすめします。乾いた布にクリーム(米粒 1 粒程度)をよく馴染ませて、縫製が混んでいるところで試してからシミにならないよう確認してお手入れしてください。クリームで表面を保護することで爪キズが付きにくくなります。

品のあるフェード感が魅力
ミネルヴァコトーネ(gentenミネルヴァデニムトート)
しっかりしたつくりながら、軽量で自立するミネルヴァコトーネ。持ち手の部分には国産の牛革を採用しました。デニム生地と革のコンビネーションをお楽しみいただけます。
バッグに用いている生地は、岡山県倉敷市の児島地区で、染め、織り、加工までを行った倉敷帆布です。あえて均一の太さの糸ではなく、ムラのような表情が出せる糸で織り上げたデニムを選びました。豊かな表情を持つ生地だからこそバッグによって個体差があり、ただ一つだけの存在。その出会いもお楽しみください。
装いや季節を問わずに使いやすいのもデニム素材ならでは。デニムであってもカジュアルになりすぎず、品よくコーディネートをまとめてくれます。
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■ミネルヴァコトーネ(gentenミネルヴァデニムトート)のお手入れについて■

使いはじめに防水スプレーでケアしておくと、雨の日も気軽に使えるだけでなく、汚れの軽減にもつながります。バッグ本体の生地が雨などで濡れてしまった場合には、陰干しをしてください。ハンドルや淵の部分に使用している牛革は、使い込むことで艶が上がり、革の地色が徐々に表れて味わいが増していきます。革部分は、防水スプレー以外に、デリケートクリーム、コンディショニングクリームもお使いいただけます。


gentenロゴ
環境に配慮し、新しいライフスタイルを提案するブランド「genten(ゲンテン)」。
“人間も自然の一部である”という原点に立ち返り、環境を大切にした暮らしを、鞄づくりを通じて発信するブランドとして、1999年に「環境に配慮します。」「限りある資源を大切にします。」「長く愛着を持てるモノづくりを目指します。」の3つの基本理念を掲げてスタート。

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