2021/03/10 |
tac:tac【Designer’s Eye / 001】
Designer’s Eye / 001
デザイナーが語り、綴ること。
普段、皆さまに伝えきれていないことをしっかりお伝えして、tac:tacの商品の魅力を知って頂きたい。
というシンプルな想いから、このページは始まります。
私がデザインする、tac:tacの洋服がどのような意図で制作されているかを知って頂けるページとなれば大変嬉しいです。
では、第一弾目なので理解して頂けるか不安大きめですが、お付き合い宜しくお願い致します。
和装の羽織りデザインをミリタリーアイテムと融合、調和することに成功したこのアイテム。少しずつですが、このアイテムの魅力をご紹介致します。
このアイテムで必要不可欠なディティールは、同素材で作成されたストールデザイン。このストールの使い方、工夫による、あなたによるあなたなりの形を見つけることが出来るはずです。
勿論のこと、取り外しが出来るボタン開き仕様となっています。
ストールを外すことで、シンプルなノーカラーコートに変化します。ご自身が持つ、お気に入りアイテムの衿やフードをレイヤードして、自由に楽しくコーディネートしてくれると嬉しいですね。
ボタンが植物などに引っかかり取れてしまう事を防ぐための二重フラップ構造。
どうってことないディティールかと思うかもしれませんが、普通のポケットを作成するよりも時間と手間が必要となります。
手間をあえてかけること。
自己満足の世界もファッションを楽しむ上での、大事な大事な醍醐味ですよね。
マチ付きの構造は、物を入れた時の容量を増すことが目的にあるディティール。ムレを防ぐためのベンチレーションのホールも、インスパイア元となるアイテムのディティールを忠実に再現しました。
※ベンチレーションというのは、通気口のこと。
– ARM & THE SIDE –
脇下のベンチレーションは、和装の羽織りデザインから着想していまして、目で見て興味を引く見た目と、機能性も兼ね備えて、アイテムの軽さを演出するためにも重要な存在です。
このスリットから、腕を出すスタイルも新鮮なコーディネートとなるのではないでしょうか。是非、お試しを。
パッと見ると通常の袖口に見えますが、
内側に付くボタンを外すと、アール状になったディティールが飛び出てきます。これは、手袋とグローブをボタンで繋ぎ止める過去のミリタリー使用の痕跡です。袖の隙間を少なくし、防寒性をあげる為の作りだったようです。
– BACK SIDE –
5Mを自分の部屋で、想像してみて下さい。実際に見ると、予想を超える贅沢な分量だと思います。
存分に生地に纏われる。
その居心地の良さ、風を受ける感覚、それと共に大きくなびく布、服、あなたの動きに合わせて流動的に変容するフォルム。是非、この感覚の中に、包まれてみて欲しいです。
後ろのベルトを絞った時に生まれる、ダイナミックなボリュームも存分に生地を使用しているからこそです。
街で歩くあなたの後ろ姿は、パワフルで美しいことを想像しています。」
では、より良い一日を。
tac:tac designer 島瀬
ぜひこの機会にご登録ください。