2021/10/29 |

tac:tac Designer’s Eye Special Issue with – SAKAGUCHI TAICHI –

tac:tac
Designer’s Eye Special Issue
with – SAKAGUCHI TAICHI –

tac:tac

 

デザイナーが語り、綴ること。
普段、皆さまに伝えきれていないことをしっかりお伝えして、tac:tacの商品の魅力を知って頂きたい。
というシンプルな想いから、このページは始まりました。

tac:tacとして初となるシューズアイテムを、「SAKAGUCHI TAICHI」と共に作成しました。

今回のDesigner’s EyeはSpecial Issue版として、展示会場としても機能する白を基調としたアトリエ、
いや、
彼の「家」とも言える場から、tac : SAKAGUCHI TAICHIのシューズについて語ろうと思います。

是非ご覧ください。

 


 

性別、年齢の垣根を超えて着用頂ける事を目標に、ブランドチームと共に試行錯誤され、作成された愛する服たちです。

tac:tac designer
島瀬

 
 

tac:tac
デザイナーの私自身が、身をもって良きと思う靴を製作している「SAKAGUCHI TAICHI」。
そんな彼と、ブランドとして初となる靴を製作してみたい。
友人として、同じ作り手として、
信頼と好奇心を感じてしまい、これはやるしかない。
気付けば、
「一緒に靴作りたいんですが!」と一言。
その会話と乾杯から、この企画はスタートを切りました。

 

島瀬 : このコラボレーションの話を唐突にされた時、率直にどう思った?
俺は、太一君の靴は完璧だから付け加える行為は辞めるよ、ただ穴を開けてみたいんだ。とお願いしたはず。

tac:tac
tac:tac
tac:tac

坂口 : 「率直に、嬉しかったよ。
良き友人でもあり、僕自身が一ファンでもある、tac:tac。
そんな彼らがブランドとして初めて靴をつくりたい、それも僕と一緒に。
正直最初は、オリジナルの島瀬デザインを形にするのかなと思っていたのだけれど、僕の※1st Exhibitionの1型目をそのまま使いたいと。
いいんですか、とも思いつつ、自分としても特別なデザイン、そこに拘ってくれたことの意気に感じて、また穴を開けるというアイデア、意図を聞き、是非それに応えて作りたいと。
結果として、“ tac : SAKAGUCHI TAICHI ”らしい、良い靴になったかなと思っています。」

 
 

tac:tac
tac:tac

島瀬 : ズバリ、
あなたにとって「靴」とは何者ですか?もしくは何者であるべきですか?

坂口 : 「正直、所詮履き物であってそれ以上でもそれ以下でもないと思っているところはあるんだけど、僕にとっては、共に生きていく者であり、自分を表す者でもあるというか、そんな感じですかね」

tac:tac
tac:tac
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島瀬 : 釘打ちをする時にどうしても考えてしまうことなどあるのかな?

坂口 : 「うーん、少し表現が難しいんだけど、
半分無意識的に手が動いてる感じなんだよね。
勿論色々な要素を瞬間瞬間で考えながら手を動かしてはいるんだけど。

 
 

tac:tac
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tac:tac

島瀬 : 靴を削る行為を、日常の行為に例えると?

坂口 : 「なんだろうね、思いつかない。笑
僕にとってはそれ自体日常的な行為なんで。。」

 

tac:tac

島瀬 : 靴を作る上で一番大切に意識していることは?

坂口 : 「基本的に受注生産で作っているから、オーダーしてくれた人を思い浮かべる事。
受注会でお会いしたその人との会話やキャラクター・スタイルを思い起こしながら、
着用してもらえる姿を想像しながら作る事を、一番大切にしてます。
とても幸せな時間だと思っています。
今回のコラボレーションに関しては、tac:tacのコレクションと二人との事を考えながら作っていたよ。」

 
 

tac:tac
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島瀬 : 靴が納まる箱だけど、
ブランドとしてのパッケージを、引き出しのような形状にしている意図は?

坂口 : 「靴を入れる事以外の用途にも使ってもらえたらいいなと。
実際靴箱って、購入してから使わないことがほとんどだと思っていて。
引き出しタイプだとスタッキングしても何かしら使ってもらいやすいかなと思い、この形状にしています。」

 
 

tac:tac

島瀬 : 過去にイギリス、日本で、リペアの仕事もしていたと思うけど、
靴の内側に秘められた過去の記憶と出会ってしまう瞬間があると思う。
そのストーリー上で、何か一番印象的、衝撃的な出会いはあったかな?
また、それが今の靴作りにおいて影響を与えていることなどあれば是非聞きたいな。

坂口 : 「大阪で靴づくりを学んだ後、靴の製造工場さんで仕事をさせてもらい、
姫路に移りタンナーさん(革鞣しの工場)の現場で皮革製造に携わり、
東京に移ってからはリペアの仕事をするようになった。
ロンドンでもリペアショップでお世話になりリペアの仕事をしながら、元々靴職人だったボスと靴をつくったり、少しだけどサンプルメイキングの仕事をさせてもらったり。
帰国後はまた東京で、扱う靴の約8割が80年代以前のビンテージ靴という環境でリペア・販売の仕事をさせてもらったり。と、
これまで、色んな土地・環境で、靴に関わる様々な仕事、また人々と関わらせてもらう事ができて、
それら1つ1つに学びがあり、特定の何か、ではなくこれまでの全てが今の靴づくりに影響を与えていると思う。」

 

tac:tac

島瀬 : 最後に、
プライベートで会う時に、tac:tacの服を良く着てもらっているけど(本当にありがとう)
いつも率直に聞けないから、逆に聞かせくれ。笑
tac:tacを着る理由は?

坂口 : 「まずは良き友人として、その人柄やブランドとしての哲学、クオリティをよく知っているというところが自分には大きくて。
身に纏う際の気持ちがまた違う、特別なものに感じるよね。
tac:tacの服は良い意味で自分に違和感を与えてくれて、少し自分を拡張させる行為の様な面もあって、
いつも着ているんだけどいつまでも自分には新鮮で。
自分にとって、洋服を身に纏うという行為を、より楽しくさせてくれる存在です。

こちらこそいつもありがとう。」

SAKAGUCHI TAICHI Instagram :
@sakaguchitaichi

 
 


 

Plantation

tac : SAKAGUCHI TAICHI
¥57,200(税込)
ORDER
Plantation

tac : SAKAGUCHI TAICHI
¥57,200(税込)
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