2021/03/26 |
tac:tac【Designer’s Eye / 002】
Designer’s Eye / 002
デザイナーが語り、綴ること。
普段、皆さまに伝えきれていないことをしっかりお伝えして、tac:tacの商品の魅力を知って頂きたい。
というシンプルな想いから、このページは始まりました。
第2回目となる今回は画家のOTAKE SAIKOさんと合作した、「WINTER⇆SUMMER KNIT」をご紹介いたします。
その画家さんの名前は、大竹彩子さん。
彼女の活躍は勿論、知っていたし、地元が同じ。高校の後輩。
ひょんな繋がりから、東京にて知り合いになる。
という、かなりレアなケースです。
tac:tacのアイテムで、このようなドローイングが入ったデザインは非常に珍しいのですが、「この人となら。」と素直に思えたことがこのアイテムの創作に繋がりました。
背中のインパクト、見た時の驚きを大きくする為にも、フロントのディティールはなるべくシンプルな見え方に。
縫い目はアウトリンキング(縫い代をあえて、外側に出す仕様)することで、縫い目のラインを強調しています。
ネックは、ボリュームのあるスタンドカラー。ダブルジップになっている理由は、フロントの遊びが効くということ。と、リバーシブルに出来るという、着用するにあたって嬉しい利点が存在していたからです。
家庭で洗え、シーズンレスで着用出来る綿/ポリエステル素材のセレクトも重要なポイント。
フロント胸部分のポケットは、カットオフの仕様になっています。これは、1stサンプル修正をする際、ポケットがいらないかな。と思い、ハサミを勢い良く入れたところ、バランスがちょうど良いと私には見え、そのまま採用しました。
スリーブは、存在感のあるボリュームを演出するパターン。
では、裏返してみましょう。
裏返すと、柄と色が反転し大きく違った印象に変化します。人間の二面性、季節感の逆転「WINTER⇆SUMMER」にも繋がる見え方の変化。
表と裏。
どちらにするかは、あなたの気分におまかせします。
月がひっそり空へ張り付く時刻。
蝙蝠は夜闇に溶けてゆく。
椰子の下、女は海風と自由になる。 」
SAIKO OTAKE
「作品を着る。」
作品を背中に背負ってみるという、
新しい感覚を楽しんで頂けると嬉しく思います。
tac:tac designer
島瀬
1988年生まれ。2016年ロンドン芸術大学卒業。
複眼的なパースエクティブから成る独自の作品世界を、ドローイング、ペインティング、写真、コラージュなど、様々な技法で表現している。
https://www.saikootake.com/
instagram : @sai_otk
ぜひこの機会にご登録ください。
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